オペ看のポシェットについて

 皆さんは看護師と聞くと、どの様な仕事を思い浮かべますか?多くの人が病棟や、町のクリニックで働く看護師を思い浮かべると思います。でも実は、非常に少数派ではありますがオペ室に勤務する看護師もいて、オペ看なんて呼ばれ方をしています。オペ室の看護師は人数も少ない為、あまりメジャーではありません。大学や専門学校で学ぶ事も殆どなく、調べたくても本やサイトに載っている情報は少ないので、オペ室に興味があったり、オペ室に入りたい!と思っている方は、情報の少なさに残念な思いをする事があるかと思います。その残念な思いを解消する為に、現役でオペ室に勤務している看護師としてオペ室看護師の情報について発信していきたいと思います。

 今回の記事では、勤務中にオペ看が持っているポシェットの理由や中身について詳しくお話ししていきます。

1.なぜポシェットを持っているのか

 オペ室看護師が勤務着として着用しているオペ着には、ナース服の様に便利なポケットがありません。また、器械出しを行う際にはポケットの中身を全て出して何も持っていない状態にしなければならない為、ポケットに物を沢山入れていると出したり入れたりするだけで時間がかかってしまいます。なので、ポシェットにノートや筆記用具を入れておき取り外すだけで良い状態にしています。時々、ポシェットは邪魔になるからとポケットにボールペンだけを入れて必要な時は周りの看護師に借りる人もいますが、あまり良い顔はされませんし、1人の時に必要になった場合は非常に困る事態となるので持っておく方が良いかと思います。

2.オススメのポシェット

 基本的に病院指定の物がなければ、自分の好きな物で大丈夫です。黒やネイビー、グレーを使っている人が多いですがデニム生地の物や水玉模様の可愛らしいポシェットを使用している看護師もいます。ポシェットは高価な物ではありませんが、使い勝手が悪く買い直すとなると余計な出費となってしまいますし時間も勿体ないので、オススメのポーチをまとめていきます。

①手指消毒を入れられる

 患者さんと関わる機会が少ないオペ室で勤務といえど、看護師なので手指消毒は必ず持っていると思います。手指消毒はコロナの時期に関係なく患者さんや周りの人達、または自分自身を感染症から守る重要な役割を持っている為、いつでも携帯し使用出来るようにポシェットに入れておくのが良いでしょう。小さ過ぎるポシェットですと、筆記用具しか入らない物もあるので購入前に是非とも確認してみて下さい。

②区切りがある

 看護師用のサイトでポシェットを購入すると、大体の物は区切りがついており筆記用具や手指消毒、ノート等を分けて入れる事が出来ます。しかし、他の多目的用のポシェットでは区切りがない物もあります。職種や用途によって、使い勝手の良さは変わってくるので区切りが無い物がダメな訳ではありませんが、看護師用として購入するのであれば区切りは必要かと思います。急いで少し走ったりすると、区切りがあってもボールペンがぐちゃぐちゃになっている事が多いので使い勝手が良い物をお求めの方は、区切りが多い物をオススメします。

③ベルトの調節が出来る

 腰に付ける用か、肩からかける用かによってベルトの長さが変わります。兼用で使用出来る物も多いかと思いますが、肩からもかけられる用はベルトが長くて腰に付けると緩く感じる事があります。ですので、購入前に自分がどちらで使用したいかを考えて購入するのが良いと思います。私の周りの看護師は大多数が腰に付けており、肩からかけている人は少しお太りなられている方か妊婦さんぐらいです。ですので、迷った場合は腰に付ける事をメインに考えれば間違いは無いかと思います。

 ちなみに、私は肩と腰とで長さが違う事を知らずに肩用を買ってしまい、腰に付けると歩いてるだけで落ちて来て不便だったので買い直す羽目になりました。

3.オペ看のポシェットの中身

 看護師のポケットの中身は何を思い浮かべますか?聴診器やナース時計、アラーム付きの電卓など‥今は色々便利グッズが売っていますよね。病棟の看護師だと少し調べるだけで買っておくべき物が出て来ますが、オペ室の看護師が買っておくべき物は調べてもなかなか出て来ません。私は何を買うべきかが分からずに色々買ってしまい、結局使わずに家に眠っている状態です。参考書を買えるぐらい必要のない物を買ってしまい悲しい思いをしたので、私のように後悔する人が1人でも減るように買って良かった物と、買わなくてもよかった物をまとめていきます。

【買って良かった物】

①時計

 これは学生時代から必ず持っていると思うので、わざわざ購入する必要は無いかと思いますが持っておく必要はあります。しかし、オペ室には部屋1つ1つに時計があり、見る時は部屋の物を見るので自分の時計を見る機会はほぼ無いです。ただ、患者さんの元へ訪問へ行った際や時計が近くにない時には必要となるので、絶対に持っておきましょう。ちなみに私は日にちも表示される時計を買いましたが、見なさ過ぎて時間も日にちも狂っており必要な時に役に立たなかった事があります。ですので、月に1回ぐらいは確認しておくと安心出来るかと思います。また、オペ看は器械出しを行う際は肘上まで手洗いする必要があり、時計は腕に付けずにポシェットに入れている事が多いので腕時計よりもクリップ式の時計がオススメです。最近では病棟看護師さんはデジタルウォッチを付けられている方も多いですが、手術室では禁止されていることもあるので注意しましょう。私は入職時に知らずに付けており、注意を受けた記憶があります。

②ハサミ

 ハサミは、意外とよく使用します。主にテープを切る時に使用しますが、患者さんの手術着やオムツを着るのにも使用します。持っていないと困りますし、毎回借りるとなると非常に険悪な顔をされますので持っておきましょう。普通のハサミでも良いのですが、ポシェットから落ちないようにクリップが付いている物で、患者さんに刃が当たらないようにガードが付いているナース用のハサミが良いかと思います。普通のハサミでオムツを切った際に、患者さんの肌に傷をつけてしまった先輩がいましたので拘りがなければ是非ナース用のハサミの購入をオススメします。

③入れ替えの出来るメモ帳

 メモ帳は、走り書き用と清書用の2種類を持っておくと見やすくて良いと思います。走り書き用のメモ帳は沢山書くので、100円均一などの安い物が思い切り使えるので良いと思います。清書用のメモは、特に覚えたい事や常に持ち歩きたい情報を書く様にしているので入れ替えの出来るメモにしておいて、情報が増えたら追加出来る様にするといざと言う時に直ぐに見る事が出来ます。

④多色ボールペン

 一色の物を数本持っていても良いのですが、物が増えるので私は多色ボールペンがオススメです。基本的に仕事で使う色は黒と赤いで、その他の色は自習用に使っています。消せるボールペンは便利ですが、書類に記入した際に温度によって消えてしまう可能性があるので、使用は控える様にして下さい。私は自分の走り書きのメモに消えるボールペンで書いてしまい、メモした内容が消えていた事がありました。私はとてもズボラでインクを換えるのすらも面倒くさいので、5色入れられるボールペンを使用しており、その内2色ずつに黒と赤をセットしており、残りの1つはシャーペンをセットしています。シャーペンは研修で貰うレジュメなど消したい事を書く時に使えるので、1本は持っていると便利です。

【買わなくて良かった物】

①アラーム付きの電卓

 これは1度も使った事がありません。点滴や輸液の滴下数を計算するのに非常に便利な電卓ですが、オペ室では麻酔科医が調節するので本当に使用する事がありませんでした。アラームも付いており持っているだけで出来るナース感が出て使うのが楽しみだったのですが、使う機会が無さ過ぎて自宅に眠っています。また、各手術室に電卓は用意されていると思いますので、私は電卓が必要になった際はそれを使用しています。病棟の看護師は、電卓もアラーム機能もよく使っているようなので病棟希望の方は購入された方が良いかもしれません。

②駆血帯

 採血やルート確保時にはかならず必要になる駆血帯ですが、オペ室には部屋に1つずつあると思うので自分専用に買う必要はありません。そもそもオペ室では、採血を行うのは健康診断の時に看護師同士で取り合いする時のみで、ルートは基本的に病棟で取られているので、オペ室で取るのは外来患者さんやルートが外れて取り直しをする時だけとなりますので、駆血帯を使う機会は殆どありません。しかし、病棟希望の方は夜勤の度に採血があると思いますので自分専用を持っておく方が良いかもしれません。

③ペンライト

 これも使った事がありません。今では使わなさ過ぎて、電池が切れて使えなくなっているぐらいに使いません。瞳孔の確認は基本的に麻酔科医が行いますので、看護師が確認する事は殆どないと思います。ちなみに、ペンライトは病棟看護師も基本使う機会はないそうなのですが、夜勤の時に使用しているみたいなので先輩方を見て決めると良いかと思います。

④シャチハタケース

 薬局から薬剤を貰う際や、手術で使用した麻薬の処方箋にハンコを押す機会はありますが、普通のシャチハタで問題ありません。病棟看護師は、医師からのオーダーにサインをする際にハンコを使うので急いでハンコを取り出す必要がありますが、オペ室ではあまり急いで使う機会がないので普通のシャチハタで大丈夫です。もちろん、取り出しやすいのはナース用のシャチハタケースですので購入は好みで大丈夫だと思います。ちなみに、私は大学の卒業式に記念品として頂いたので有り難く使わせて頂いております。

4.人気の筆記用具

 ボールペンやマジック等は、自分の好きな物を自由に選んで問題ありません。自分のモチベーション維持の為に、可愛らしいキャラクターが付いたボールペンを持っている看護師は多いです。病棟の看護師は患者さんとの話のネタにもなるのでキャラクター物をよく持っているのですが、オペ看は基本あまり接する機会がないためか機能性を重視して選ぶ事が多いです。筆記用具は色んな種類があるので選ぶのに迷う時ってありませんか?そこで、私の周りの看護師がよく使用している筆記用具を紹介したいと思います。

①ジェットストリーム

 私が勤務しているオペ室では、全員が黒ボールペンにジェットストリームを使用していました。よく見かけるので人気だなぁと思ってはいたのですが、改めて全員が使用しているとなると驚きを隠せません。急いで情報収集する時などに、サラサラと引っ掛からずに書けるのが良いそうです。私は元々はサラサを使用していたのですが同僚に借りて以降、書き心地が良くてジェットストリームを愛用しています。人に貸した際も書きやすいと言われるので、本当にオススメのボールペンです。

②マッキー

 中材業務をするのに必ず使用します。病院から支給される所もある様ですが、されない場合は自分で用意となります。太過ぎると文字が潰れて見えにくくなるので、私は極細と細の2種類のマッキーを使用しています。特にメーカーなどに決まりは無いと思いますが、水性ですと滲んでしまったり、消えてしまう可能性がありますので必ず油性の物を購入する様にして下さい。

③ツイストリングノート A6

  清書用のメモ帳はツイストリングノートのA6サイズがオススメです。A6サイズですとポシェットにも入りますし、小さ過ぎず大き過ぎずメモとして丁度良い大きさになっています。私のプリセプターが新人の頃には入れ替え出来るノートが無く、何度も何度も書き直しをしていたので羨ましいと話していました。私も学生時代は入れ替えが出来るこのノートを知らずに何度も書き直しをしていたので、メモ帳にこれを使っていればなぁと後悔しています。100円のノートよりは割高になりますが、非常に便利なのでとてもオススメです。

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