こんにちは。手術室看護師みにぶたです。
手術室勤務となった新卒の皆さん。手術室は学校では学ばない事も多く、これからやっていけるか不安を感じていませんか?
手術室では初めて経験する事が多く、毎日が戸惑いの連続になると思います。
今回の記事では、そんな不安を少しでも解消出来るよう新卒さんにオススメの本について、詳しくお話ししていきます。
①内容紹介
【オペナーシング 】第38巻4号 <特集>宇宙一わかりやすい★ 手術看護ポイントノート【器械出し編】の続篇(外回り編)のような内容になっています。
こちらは、特集1からすぐに外回り看護の流れとポイントが書かれており、全体的にも外回り看護メインの内容となっています。なので、手術室に入りたてで右も左も分からないという方は、器械出し編から読むとスムーズに手術室業務全体を把握出来ると思います。
器械出し編と同じ様に外回り編でも、「術前〜患者入室前」→「患者入室」→「術中」→「手術終了」→「麻酔終了」→「術後」と全体を流れとして説明してくれます。
患者入室の項目には、申し送りや同意書の確認だけでなく、手術室に入ってからの患者さんの術前の準備について、モニター類の装着~手術体位固定まで順番に書かれており、何をするべきかがすぐに分かるので新人さんにオススメの内容だと感じました。
また、器械出し編と同じで目安の時間も書いてあるので参考にして頂けたらと思います。もちろん、慣れない頃は時間がかかってしまうと思いますので、目安や目標として考えて頂けたらと思います。
特集2では、術前術後の患者指導と評価について書かれています。患者さんと接する際、初めは戸惑う事も多く声かけで悩んでしまう事もあるかと思いますが、この本には声かけのポイントが具体的な言葉で書かれてあるので、すぐに実践に活かせる内容になっているかと思います。
術前、術後訪問に関しては、私のブログでも分かり易くまとめていますので、是非そちらも参考にして頂けると嬉しいです。
特集4には、術中体位固定について書かれています。体位固定が適切に行われていない場合、褥瘡が出来るリスクがあることをご存知ですか?体位固定と褥瘡の関係については下記の記事で詳しく説明しているので、是非そちらも参考にして頂けると嬉しいです。
この本では、基本の体位固定が主に書かれており特殊な事例については、あまり書かれていません。なので、もっと深くまで知りたい方は同じオペナーシングから出版されている、「ケースで学ぶ!学びなおしにも最適!明日から使える術中体位固定のワザ」の方が適しているかと思います。
勉強するための本は5000円を超える物も多く、買っていくとキリがないと思ってしまうかも知れませんが、この本は2000円程ですし、自分の時間を確保する事を考えると買う方がお得だと私は思います。私は1年目の頃は、勉強のために本を買うのが嫌で自分でノートを作っていたのですが、仕事から帰宅後だけでなく休みの日も殆どをノート作成に費やしてしまっていたので、本当に辛く買っておけばよかったと後悔しています。皆さんには私のような後悔をしてほしくないので、是非とも1度手にとって内容を確認して頂きたいです。
②オススメポイント
・丸文字やマーカーなどが使われており、抵抗感なくスラスラ読める。
・point memoがあり、重要箇所が分かりやすい。
・よくある失敗が書かれており身近に感じやすい。
・カラーの写真で説明してくれるので分かりやすい。
・要点をまとめるだけでなく、業務を流れで説明してくれるのでイメージがし易い。
③こんな人にオススメ
・新卒で手術室勤務となった方
・看護師歴はあるが手術室は初めての方
・新人指導のための参考書を探している方
④目次
⑤本の詳細
出版社 | メディカ出版 |
発売日 | 2023/4/19 |
言語 | 日本語 |
単行本(ソフトカバー) | 112ページ |
寸法 | 0.5 x 18.2 x 25.7 c |
値段 | 1980円(税込) |
以上、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!