こんにちは。手術室看護師みにぶたです。
手術室勤務となった新卒の皆さん。手術室は学校では学ばない事も多く、これからやっていけるか不安を感じていませんか?
手術室では初めて経験する事が多く、毎日が戸惑いの連続になると思います。
今回の記事では、そんな不安を少しでも解消出来るよう新卒さんにオススメの本について、詳しくお話ししていきます。
①内容紹介
この本には、まず、新人オペナースが知っておきたい6つの事が書かれています。この章では、技術面についてではなく挨拶やコミュニケーションなどの、社会的マナーや心持ちなどが書かれています。
挨拶やコミュニケーションは出来て当たり前のように感じますが、とても難しい面もあります。私は実は挨拶やコミュニケーションが苦手で、「ちゃんと挨拶が出来ていない」「コミュニケーションを取るのが下手だ」と指導を受けた苦い経験があります。
もちろん、本を読むだけで習得出来る物ではありませんが、読んでおく事で意識することが出来るので、1度目を通しておくと良いかと思います。
特集2の記事では、器械出し看護師の業務を「手術前日」→「手術当日:患者入室前」→「患者入室前」→「手術開始直前」→「手術開始」→「手術終了」と全体を流れに沿って説明してくれています。
手術当日の項目には、術前の情報収集や器械の準備について書かれているだけでなく、指導者との打ち合わせ、予習についても書かれており、何をするべきかがすぐに分かるので新人さんにオススメの内容だと感じました。
また、目安の時間も書いてあるので参考にして頂けたらと思います。もちろん、慣れない頃は時間がかかってしまうと思いますので、目安や目標として考えて頂けたらと思います。
ガウンテクニックや手袋装着についても、方法やポイントが書いているだけでなく、カラー写真での説明もあるので、とても分かり易いかと思います。慣れてしまうと何も考えなくても出来るテクニックではありますが、慣れないうちは適切に装着することが出来ず手袋やガウンを不潔にする事もあるので、是非見て頂きたいです。
私が1年目の頃は、このような本があるとは知らずに自分でイラストを描いていたのですが、絵が下手で後で見返しても何を言いたかったのか全く分からず、ガウンを着用する時に手順を間違えてしまい不潔にしてしまった経験があります。
この本で、私がとても感動したポイントが2つありました。それは、器械の並べ方がカラー写真付きで説明されていた事、外科手術における不潔操作について書かれていた事です。外科手術における不潔操作についてでは、手袋の交換のタイミングまで細かく説明されており本当に親切な本だと感じました。
勉強するための本は5000円を超える物も多く、買っていくとキリがないと思ってしまうかも知れませんが、この本は2000円程ですし、自分の時間を確保する事を考えると買う方がお得だと私は思います。私は1年目の頃は、勉強のために本を買うのが嫌で自分でノートを作っていたのですが、仕事から帰宅後だけでなく休みの日も殆どをノート作成に費やしてしまっていたので、本当に辛く買っておけばよかったと後悔しています。皆さんには私のような後悔をしてほしくないので、是非とも1度手にとって内容を確認して頂きたいです。
学生の頃から参考書にお金を使いたくなくて自分でまとめたり、ネットで調べて印刷していたのですが、色んな本を見るようになってからは買っておけば楽だったのに‥と本当に後悔しました。
②オススメポイント
・ただ技術面を説明するだけでなく、精神面についても記載されておりエールを貰える。
・丸文字やマーカーなどが使われており、抵抗感なくスラスラ読める。
・point memoがあり、重要箇所が分かりやすい。
・よくある失敗が書かれており身近に感じやすい。
・カラーの写真で説明してくれるので分かりやすい。
・要点をまとめるだけでなく、業務を流れで説明してくれるのでイメージがし易い。
③こんな人にオススメ
・新卒で手術室勤務となった方
・看護師歴はあるが手術室は初めての方
・新人指導のための参考書を探している方
④目次
⑤本の詳細
出版社 | メディカ出版 |
発売日 | 2023/3/17 |
言語 | 日本語 |
単行本(ソフトカバー) | 106ページ |
寸法 | 0.5 x 18.2 x 25.7 cm |
値段 | 1980円(税込) |
以上、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!